小児歯科
乳歯のお話です
乳歯のつくり

子供の歯は全部で20本
ローマ字で前の歯からA.B.C.D.Eと呼びます
乳歯の生える時期と抜ける時期
| 部位 | 生える時期 | 抜ける時期 |
| A | 生後6〜7ヶ月 | 6〜7才 |
| B | 7〜9ヶ月 | 7〜8才 |
| C | 16〜18ヶ月 | 9〜12才 |
| D | 12〜14ヶ月 | 9〜11才 |
| E | 20〜24ヶ月 | 10〜12才 |
これは平均値ですので、個人差も大きいです。
お子様が順調に成長されていれば
あまり心配しなくても大丈夫です。
乳歯はなぜ虫歯になりやすいのでしょうか?

原因は形と構造です。乳歯は永久歯と比べ、歯の中の神経を守る役目のあるエナメル質と象牙質がとても薄いのです。
又、乳歯のエナメル質は構造的に弱く、抵抗力が小さいので、一度虫歯になると、
大人の歯(永久歯)よりも早い速度で虫歯が進行してしまいます。
20分でむし歯診断ができる検査「オーラルテスター」

オーラルテスターは、
- 虫歯の原因となるミュータンス菌の菌数を20分間で計測
- 唾液の分泌量を計測
- 唾液の質を判定(虫歯から歯を守る力の程度)
- プラーク量の測定
を行うことで、
- 虫歯になりやすさ(カリエスリスク)
- なぜ虫歯になりやすいか?
- ではどうすれば予防できるか?
ということが判ります。
5分間ガムをかみ、唾液を集めるだけの簡単な検査です。
検査時間もわずか20分でお口の状態がわかります。
予防
フッ素について

フッ素の作用
- 歯の再石灰化を促進 歯を構成しているカルシウムやリンなどが酸により歯から溶け出し、虫歯になります。フッ素には唾液中のカルシウムやリンを沈着させて元に戻す働きがあり、これを再石灰化といいます。
- フッ素が歯にとりこまれ、強い歯を作るフルオロアパタイトを形成し、酸に溶けにくい丈夫な歯を作ります。
- 虫歯の菌が酸を作るのを抑制する。
フッ素のポイント
- 歯科医院でのフッ素塗布だけでなくおうちでもフッ素を利用しましょう。
- フッ素の後は30分は飲食はしない方がいいでしょう。
- 大切なのは濃度よりも定期的な使用(回数)です。
- フッ素を塗る前に歯ブラシをしっかりして、プラーク(汚れ)を落としましょう。
フッ素の使用方法・種類
これは歯科医院で高濃度のフッ素を塗布する方法です。 1年に3〜4回行うことで充分な効果が得られます。 |
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これは家庭でできるフッ素塗布です。 |
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虫歯予防にはフッ素入りの歯みがき粉を使用するのが効果的です! |
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まだブクブクのできない1〜3才に特に効果的です。
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フッ素洗口液でうがいをする方法です。
6才未満の子供さんは、飲み込んでしまう |
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歯のミネラルパック

新しいコンセプトの予防・MIペースト
CPP-ACP(リカルデント)は、牛乳由来タンパク質の分解物である、 カゼインホスホペプチド(CPP)と、非結晶性リン酸カルシウム(ACP) の複合体です。
歯質のハイドロキシアパタイトという結晶はミネラル(カルシウム、リン) で構成されています。 MIペーストには唾液よりはるかに高濃度のミネラル(カルシウム、リン) が過飽和状態で含まれ、口腔内に供給してくれます。
MIペーストには細菌の産生する酸によって酸性状態傾いた口腔内を中性に戻す 中和作用と、酸性状態になりにくい状態を維持する緩衡作用を持っています。
歯の治療
むし歯を放置していると・・・
- 乳歯の虫歯は進行も早いので早めに治療する必要があります。
- 早期に乳歯を失うと永久歯の生えるスペース不足となり歯並びが悪くなります。
- 放置しておくと虫歯の乳歯の下にある永久歯(大人の歯)が傷付き、
形成不全(変色、粗造な表面)になってしまうことがあります。 - 永久歯の治療に準じてCRやIn、かぶせ物などで治します。
早期に乳歯を失うと永久歯が生えてくるスペースがなくなることも・・・
お母様へ
妊娠中の注意点

Q1 妊娠中は虫歯が増えるって本当?
虫歯になりやすい環境になることは事実です。
原因は
1)つわりで歯みがきが不十分になりやすい。
2)お口の中が酸性になり、唾液の量が減り、虫歯の菌が活動しやすい環境になるということです。
Q2 歯の治療はできますか?
安定期(妊娠5〜7ヶ月)が最も治療を受けるのに適した時期です。
必要があれば産科医と連携し、治療を行っています。
私も一児の母として不安なお気持ちはよくわかりますので、 心配な点がありましたらどんなに些細なことでもご相談下さい。(副院長より)
虫歯になりにくい歯をつくりましょう
生まれたての赤ちゃんのお口の中に虫歯の菌はいません。
お母様や周囲の方の唾液などを介し、徐々に感染していくの
です。
感染の窓といわれる生後1才7ヶ月〜2才7ヶ月
(乳歯の生えそろうころ)が最も注意が必要です。
この時期を乗り切れば、虫歯になりにくいお口の環境になります。
お箸を共用したり家族の唾液が触れたものが
赤ちゃんのお口に入らないよう気をつけて下さい。

虫歯になりやすい子供
・甘い物が大好き
・特にねちょねちょと歯につく、お菓子が好き
・ダラダラと食べ続ける
・歯みがきが嫌い
おやつはできるだけ砂糖の含有量が少ないものを
規則的な時間にあげると良いと思います
オススメおやつ
・フルーツ
・チーズ
・ヨーグルト
・するめ
・ゼリー
・キシリトールガム
砂糖が少なく、お口の中にある時間が少ない物がおすすめです。
又、歯科医院に定期的に検診に行くこともとても大切です。
当クリニックでは年齢に沿ってお子様本人にもお母様にも
正しいブラッシング方法、食生活などの説明を致します。
歯医者さんは虫歯で行くところではなく、
「丈夫な歯をつくるところ!歯をきれいにするところ!」
というイメージを持っていただけたらと思います。








